不登校の子どもたちのために。「ケアパケ」が目指す新しいフリースクールのかたち

こんにちは。この記事では、私 佐藤が運営しているフリースクール「ケアパケ」についてお話しします。
不登校で悩んでいる子どもや、そのご家族にとって、少しでも新しい選択肢となることを願って、活動の背景や想いを丁寧にお伝えしたいと思います。

ゲームを通して人とつながるフリースクール「ケアパケ」

「ケアパケ」は、私が自宅の倉庫を改装して立ち上げたフリースクールです。
最大の特徴は、PCゲームを中心にした活動内容。ゲームという子どもたちにとって最も身近で楽しいツールを通じて、コミュニケーションや思考力を育む場所になっています。

コンセプトは「一人でゲームしてるなら、みんなで一緒に」

「学校に行かずに自宅で一人でゲームをしているのなら、うちに来て、みんなで一緒にゲームしよう」
これがケアパケのコンセプトです。

ゲームという共通の楽しみを通して、人との関わりや会話のきっかけが生まれる
また、ゲームを通してロジカルな考え方を学んだり小さな成功体験を積み重ねることができると考えています。

フリースクールを始めたきっかけ

そもそものきっかけは、宮崎市内のフリースクールから「eスポーツを取り入れたい」という相談を受けたことでした。
その出来事をきっかけに、私は不登校の現状について真剣に調べるようになりました。

当時、2023年末のデータでは、小中学生の約3%(1000人あたり31人)が不登校という状況でした。
しかし現在はさらに増え、4%に近づき、1000人あたり37人という数字になっています。

正直なところ、それまで私は、不登校がここまで深刻な社会課題になっていることを知りませんでした。
でも、自分は子どもたちの“好き”の象徴でもある「ゲーム」を扱う仕事をしている
それなら、自分だからこそできるアプローチがあるはずだと強く感じ、2024年4月、「ケアパケ」をスタートさせました。

「学校へ行かない」ことに対する考え方

私個人の考えとして、公教育や義務教育に対してはこう思っています。

「学校が楽しいなら行けばいい。楽しくないなら、無理して行かなくてもいい。」

子どもたちが、学校に行ってストレスを抱え、毎日が苦痛になってしまうくらいなら、
好きなことを好きなだけ、とことんやった方がいいと本気で思っています。

そして、学校の勉強よりも大事なのは、
夢を持つこと将来の自分をイメージすることです。

「夢を叶えるために勉強をする」
――それこそが、本当の意味での“勉強”のスタートだと私は思っています。

でも、ひとりでいることはおすすめしない

ただし、だからといって「ずっと一人で家にいる」という状態はおすすめできません。
友だちと話す機会もなく、誰とも関わらずに過ごす時間が長くなってしまうと、
想像力や知識、価値観の幅が広がらなくなってしまうからです。

だからこそ私は、「家で一人でゲームしているなら、ケアパケで一緒に過ごそう」と呼びかけています。
我慢しなくていい。自分の感情のままに、やりたいことをやりたいだけやってみる。
その先には、きっと何か新しい気づきや出会いが待っていると信じています。

不登校で悩んでいるあなたへ

この記事を読んでいる中には、今まさに不登校で悩んでいるお子さんや保護者の方がいらっしゃるかもしれません。

どうか知っておいてください。
「学校に行きづらい」ことは、決して悪いことではありません。

世間の目を気にする必要もありません。
子どもが悪いわけではないし、親が悪いわけでもありません。
もちろん、学校や先生が悪いわけでもない

ただ、「その子に合っていなかった」だけなんです。
でも、それに我慢して無理に合わせようとすると、心が壊れてしまうことだってあるんです。

だからまずは、
子どもが笑顔でいられる環境をつくること。
親子のコミュニケーションの量を増やすこと。
そして何より、ちゃんと子どもと向き合って、「理解してあげること」が大切です。

子どもがどんな気持ちでいるのか。何に困っているのか。
見て、聞いて、受け止めてあげる――それが、何よりも大事なんです。

見学・体験も可能です

ケアパケは、火曜日・木曜日・金曜日の朝9時から夕方5時まで開いています。
見学や体験も歓迎していますので、気になった方は、ぜひ公式ホームページの申込みフォームからご連絡ください。

最後に

ケアパケは、
「子どもたちが安心して、自分らしく過ごせる場所」を目指して活動しています。
学校に合わなかったとしても、自分に合う場所がきっとどこかにあります。

無理をせず、でも一人になりすぎないで。
そんな新しい選択肢のひとつとして、ケアパケがあることを、知っていただけたらうれしいです。

見学・体験の申込みはこちらのページから↓

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